【インプラント費用の相場】料金内訳/値段を比較するポイント

インプラント費用の相場は地域によって違います

インプラント治療の相場は、一般的に1本20～50万円などと言われています。相場に幅がありすぎるように思う人も多いかもしれませんね。

インプラントは保険が適用になりませんから、歯医者で価格を決定できます。そのため、費用相場にも大きな違いが出てきてしまうのです。また、首都圏と地方とで、相場に違いがあるのも事実です。東京など首都圏では、地方に比べ料金は高めに設定されている場合が多いです。

広島におけるインプラント治療

当院があります広島県は、東京や大阪などの大都市と比較すると、インプラント治療が浸透しているとは言えません。広島は、中国地方での中心的役割を果たす都市でありながら、インプラント治療を専門的に行っている歯医者は多くないのが現状です。
また、広島のインプラント費用の相場は、首都圏ほど高くないと言えるでしょう。

…と言っても、あくまでも一般的な相場であり、その人の口の中の状態や使用するインプラント、人工歯の素材、治療部位などによって費用は違ってきます。また、医院の設備や医師の技術など、インプラント治療に関するさまざまなポイントを総合的にみて、インプラント治療を受ける歯医者を選ぶ必要がありますから、「相場より安いから不安」「相場より高いから安心」と安易に判断するのはお勧めできません。

インプラントの費用は素材によって大きく違ってきます

インプラント治療に使われる人工歯根や人工歯は、素材によって費用が大きく違ってきます。なるべくならば費用を安く済ませたいところですが、人工歯根や人工歯の素材によって、審美性や耐久性、成功率などに違いが生じる場合があるでしょう。

「治療費が高いから、高品質の素材を使用している」というわけではないので、自分の体に埋め込まれる人工歯根はどんなものなのか、人工歯の素材の審美性・耐久性など、どんな特徴を持つものなのかを、確認することが大切です。

人工歯根（インプラント体）の違い

インプラントメーカーは多数あり、各メーカーでさまざまな人工歯根を販売しています。多くの実績を持つインプラントメーカーもあれば、臨床実績に乏しいインプラントメーカーがあるのも事実です。

実績・信頼ともに業界内でトップクラスのインプラントメーカーに、当院でも使用しているノーベルバイオケア社のインプラントが挙げられます。
45年以上の臨床実績があり、インプラントメーカーの中で最も歴史と信頼のあるメーカーであると言っても過言ではないでしょう。

もちろん、患者さんの骨の質や使用部位に合わせて、インプラントを使い分けている医師もいますが、メーカーの違いで寿命や安全性、そして保証などに違いがありますから、インプラント1本当たりの値段だけでなく、どこのメーカーのインプラントを使用しているのか、という点もチェックすることが必要でしょう。

人工歯の素材の違い

一見白くて天然歯に近いように見えても、透明感や硬さ、汚れのつきやすさなどに違いがあります。案に「白色なら良い」というものではないのです。噛み合う歯との相性や使用部位などによって、適した素材は違ってきます。予算だけでなく、総合的にみて、適した素材を選択する必要があるでしょう。

当院では、人工歯の素材も含め、患者様と相談して決定します。素材のメリット・デメリットを説明した上で、予算に応じた素材の選択が必要であり、審美性を重視する場合と、費用を重視する場合では、使用する素材は違ってきます。
人工歯の素材が「高ければ良い」というわけでもありませんし、「何の素材の人工歯を使うのかわからない」　のでも困ります。

インプラント治療において、どの素材の人工歯が入るのか、そしてその素材は自分に適しているのか、費用はどのように違ってくるのか、などを十分に確認することが必要でしょう。

インプラントの素材の他にも、医院の設備やスタッフの育成、麻酔の種類など…医院によって異なります。これらのことは、「インプラント歯科の選び方」のページで紹介しているので、確認しておきましょう。