インプラントを保険で受ける条件 ‐ 適用で費用が安くなる症例/病院

インプラントを保険で受けるには？

「インプラントは保険適用外」と認識している人も多いと思いますが、2012年4月より、インプラントは保険が適用となりました。
…と言っても、一部の症例に限ります。全ての症例で保険適用とならないのです。

インプラント治療で保険が適用となる症例は次のような症例です。

インプラント治療の保険適用については、骨の状態や病気、そして確認方法などが細かく決まっています。インプラントを保険で受けるには、さまざまな条件を満たす必要があるのです。

費用が抑えられるので、インプラント治療を保険で受けたい人は多いと思いますが、保険が適用となるのは一部の症例だけです。
虫歯や歯周病で歯を失ったケースでは、適用となりません。

保険適用のインプラント治療は限られた病院でしか受けられません

保険が適用となるインプラント治療は、一般的な歯科医院では受けられません。
病院内の口腔外科・歯科であり、3年以上のインプラント治療経験を持ち、その病院の口腔外科・歯科での経験が5年以上ある医師が常勤で2人以上いることなど、病院の歯科や口腔外科であるだけでなく、さまざまな条件があります。

医療保険の先進医療特約は適用にならない？

インプラントは先進医療でした。これは、インプラントが保険適用となるまでの2012年3月31日までのことです。
しかし、インプラント治療なら何でも先進医療として認められていたのではなく、認められていたのは一部のインプラント治療のみです。

また、保険会社や保険内容によって異なりますが、先進医療にインプラント義歯が含まれていない場合もあります。
「健康な歯を削りたくない」「審美性の高い欠損治療を受けたい」など…インプラント治療を受けたい理由はさまざまですが、ブリッジや入れ歯で対応できるような症例では、医療保険も適用にはならないのです。

歯を対象とした保険も登場しているようですが、やはり条件もありますから、歯を失うことがないように予防を心がけることが大切でしょう。

「保険適用となる症例に該当するのでは？」と思ったら

歯科や口腔外科のある大学病院などの病院で相談すると良いでしょう。もちろん、保険での治療はできませんが、開業歯科医院でも相談には応じてくれるでしょう。