【インプラントの失敗】 トラブルの主な6つの原因/症状の例/死亡事故

インプラント宝典 - インプラントを費用で決めない!これから治療する人の為の筆録
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広島にあるインプラント治療も出来る当院はディスポーサブル(感染対策)やスタッフの育成に力を入れ患者様のお口の中の健康をいつまでも守ります。

【インプラントの失敗】

インプラントが失敗する主な原因

インプラント費用を考えるときに、やはり気になるのは「失敗」でしょう。「安く済ませたいが、失敗やトラブルが心配」という人も多いと思います。
しかし、相場よりも極端に安いインプラントは注意が必要ですが、治療費が高くても失敗が起こっているのも事実です。

インプラントの安全性は料金の高さで決まるものではありませんから、失敗原因を確認し、それを回避できる医師のもとで治療を行うことが大切でしょう。

診断のミス(術前検査が不十分)

近年は、インプラント治療においてCTによる検査は、不可欠なものとなっています。以前は少なかったCTを設置している一般開業歯科医も増えてきています。
しかし、医院のCT設備の有無とは関係なく、CT撮影を必要な検査項目に含んでいない歯医者もあるのが事実です。

事前に口の中の状態や歯槽骨の状態を把握しておくのは絶対条件なのですが、CT検査を行わず、十分な情報を得ないまま手術を行い、失敗につながってしまうこともあります。
この場合、インプラントが顎の骨を貫通してしまったり、埋入角度や深さが適切でなかったりして、インプラントがしっかり固定されずに、脱落やグラつきを招いてしまいます

しびれや麻痺などの症状が起こる場合もあります

インプラントが適切に埋入されていないと、脱落やグラつきだけでなく、しびれや麻痺、腫れなどの症状を起こします。

下顎には多くの神経が走っていますが、術前に神経の位置を十分把握せず、インプラントで神経を傷つけてしまった例もあります。
また、上顎の骨の奥には上顎洞(サイナス)という空洞がありますが、上顎の骨は薄いために、インプラントが上顎洞に突き抜けてしまったという失敗例もあります。
このような失敗は、術前の十分な検査やシミュレーションにより、回避できます

衛生管理が十分でない

インプラントの感染は、術後のメンテナンスが不十分な場合にも起こりますが、不衛生な環境でインプラント手術を行った場合にも起こります。

一見衛生的に見える診察室や手術器具も、徹底した滅菌・消毒がなくては、目に見えない細菌によって手術部位が感染してしまいます。
手術部位が感染してしまうと、術後の腫れ・痛み・排膿などを招きます。さらには、せっかく埋入したインプラントが脱落してしまうことだってあるのです。

また、歯科医院の衛生管理は、手術部位の感染だけでなく、B型肝炎などの感染症リスクも高めます
インプラント手術は、無菌の専用手術室で行い、使用する器具を滅菌するのはもちろんのこと、できる限り使い捨てのものを使用することが必要です。

ドリルの熱による骨の火傷

インプラントを埋入する際に歯槽骨にドリルで穴を開けますが、ドリルの熱が原因で、骨が火傷を負ってしまうこともあります。骨の火傷してしまうと、インプラントとの結合がうまくいかないため、脱落やグラつきを招いてしまいます

ドリルの発熱の原因に、ドリルを使い回すことにより、切れ味が悪くなることが挙げられます。
ドリルの切れ味が悪くなると、ドリリングの際に力が入りやすく、発熱・骨の火傷の原因になってしまうのです。埼玉にある当院では、ドリルを使い捨てにすることでこれを回避しています。
また、ドリルの使い回しは、院内感染の原因にもなります。

不適切な噛み合わせ

噛み合わせのバランスが悪いと、インプラントに過度の力がかかり、アパットメント(インプラントと人工歯の連結部分)が緩んだり、人工歯やインプラントが破損したりする可能性があります

医師の噛み合わせの調整が適切でなかった場合食いしばりや歯ぎしりなどの癖により噛み合わせのバランスが悪くなった場合など、噛み合わせもインプラントの失敗に大きく影響しています。
定期的にメンテナンスを受け、噛み合わせのチェックを受けることが大切です。

歯周病

歯周病がある場合には、インプラント手術の前にしっかり治療を行わなければなりません。歯周病は、天然歯を脱落させる恐ろしい病気ですが、インプラントの脱落も招くのです。

インプラントも天然歯と同様、歯周病に感染します。(インプラントの歯周病を、インプラント歯周炎と言います。)しかも、天然歯よりもインプラントの方が進行しやすい特徴があります。
せっかくインプラント治療を行っても、残っている歯が歯周病のままでは、インプラントの感染リスクが高い状態であり、失敗リスクが高いと言えるでしょう。

また、インプラント治療後に、どんなにインプラントのメンテナンスを行っていても、残っている天然歯のメンテナンスを怠っては、天然歯が歯周病になり、インプラントまでも歯周病になってしまう可能性があるのです。
インプラントの手術前だけでなく、手術後も、歯周病対策が必要です。

インプラントによる死亡事故も起こっています

インプラントはリスクもあるということが、上記の失敗例からもわかると思いますが、インプラント手術による死亡事故が起こっているのも事実です。

大きな事故を起こしたのだから、安く治療を行っていた歯科医院か、経験の浅い歯科医が起こしたのではないか!?と思ってしまうかもしれません。
しかし、死亡事故はたくさんの症例を持つ、経験豊富な医師によって起こりました。

フラップレス手術という、歯肉を切開せずにインプラントを埋入する術式を用いて起こった事故ですが、CTによる検査を行っていなかったこともわかっています。
熟練の医師ですが、CTスキャンによる十分な情報を得ず、ドリルで動脈を傷つけてしまったのです。

安全性は高すぎて困ることはありませんから、十分な検査を受けるなど、安全性を高め、失敗を回避する歯科医院選びも必要でしょう。
値段が高い・安いだけでなく、検査の内容や治療に当たる医師、術前の歯茎の治療など、事前に確認しておくことが大切です。

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